シリコンバレー子作りガイド
妊娠したと思ったら
妊娠したかなぁと思ったら、まず近くのMart(Longs Drugs, WAL-MART, Safeway等)で 妊娠検査薬を買ってみましょう。値段は日本よりも高く$2-30くらいします。たまに BonusでBuyOneGetOneFreeな時もあるので、予定がある人は疎のときに買っておくのが よいでしょう。
検査薬を使った場合、検査後すぐに見ないと、陽性でもマークが消えてしまうケースも あるので注意しましょう。
産婦人科へ行こう
もし妊娠検査薬を使って陽性と出た場合、早速産婦人科に行きましょう。産婦人科を 選ぶときは、出産までお世話になる可能性があるので慎重に。シリコンバレー近辺で 子供を産むとなると、 Stanford University Medical CenterもしくはEl Camino Hospitalのいずれかに なります。原則的に近いほうを選びますが、どうしても日本語ができる医師のほうが 良いというのであれば、El Camino Hospital(Camino Medical Group)の井上先生に お願いしましょう。井上先生のOfficeはSunnyvale Medical Clinicにあります。
電話で予約をとって出かけます。まず初めての場合は患者登録があります。この時に 保険の番号を間違いなく伝えましょう。HMOのChoice PlanだとCopay $10で後は100% 保険でカバーされます。PPOだと契約内容にもよりますがだいたい70%のカバーです。
最初に最終月経がいつだったか聞かれて、それを元に出産予定日を計算します。 また場合によっては触診と棒を突っ込まれてUltra Soundで子宮の状態をチェックされ ます。7-8ヶ月までは月1度の通院で、毎回その日の小水をもって行き、体重と血圧を 検査します。検査の後、次回の予約をします。5-6ヶ月目になるとUltra Soundで子供の 様子を見せてもらえます。このあたりになると男の子か女の子かを調べてもらうことも できるようになります。
8ヶ月前後にBirth PreparationやChild CareやBreast Feedingや病院見学に出かける ことになります。
9ヶ月目に突入すると検診が毎週になります。そろそろ子供を産む準備もはじめないと いけません。
いざ出産
いよいよ36週に突入し、正産期にはいってくるといつでも病院に行けるように、簡単な キットを作っておきましょう。
中身は食料、子供の服、寝巻き、タオル等々です。また病院から子供を連れて帰るため に必要なChild Seatも入手しておかなければいけません。
陣痛かなぁと思ったときには、起こった時間と続いた時間をメモしておきましょう。 定期的に起こる場合は時期をみて前もって教えてもらった医師もしくは緊急連絡へ電話 して、症状を説明します。陣痛の間隔が3-4分になるか、破水した場合は、医師に電話 してすぐに病院へ向かいましょう。
病院への入り方は、病院見学の際に教えてもらえるので、忘れずにメモしておきまし ょう。病院へついたら、まずナースセンターに行き、分娩室を割り当ててもらいます。 この時に新たに患者登録することはなく、すでに医師から情報が伝わっているので、 本人確認だけですみます。心配な場合は病院見学のときに確認してもらいましょう。 分娩室に入ると早速腹帯のようなExternal SensorもしくはInternal Sensor(すでに破 水している場合）をつけて子供の心音と子宮の緊張度をはかりはじめます。
ここからが我慢のしどころです。子宮口が10cm近くに開くまで我慢しなければいけま せん。苦しんでいる間に何度か麻酔を使うかどうか聞いてきますので、耐えられないよ うであればお願いしましょう。
子宮口が10cmまで開くと医師が登場します。そこから踏ん張りが始まります。アメリカ では良く会陰切開をされます。また子供の状態により、帝王切開や陣痛促進剤の投与が 行われます。
出てくる
医師がきて力んでいるうちに、子供の頭が出てきます。肩を片方づつうまく取り出すと 、すぐにスポイトで鼻や口から詰まっているものを吸い取って母親に抱かせてくれます 。場合によっては父親にへその緒を切らせてくれることもあります。
へその緒を切り終わると、母親は胎盤等の取り出しや会陰切開の縫合を行います。また 子供はWarmerで健康状態チェックや身体測定が行われます。
処置が一通り終了すると、分娩室から病室へ移動することになります。基本的に出産 してから48時間病院にいられます。その間病室で子供と一緒に過ごしたり、看護婦に預 けたりできます。
小児科医あらわる
子供が生まれると、通院時に決めた小児科医が診察前の早朝にあらわれます。母乳を あげているときでも、気にしないで入ってくるので、気をつけましょう。シリコンバレ ー近辺で、日本語で通じる小児科は吉田先生(Sunnyvale)です。
アジア系の子供（特に男の子）は黄疸の症状が強いので、良く診てもらいましょう。 またこの時に、子供のことについて質問するチャンスなので、疑問やわからないことが あったら、メモしておいて聞きましょう。
また、2週間検診の予約についても確認しましょう。この時に名刺をもらうことを忘れず に。
出生届け
Birth Recordへの登録は基本的に病院で行います。子供が生まれると登録カードが渡さ れますので、それに必要事項を書き込みます。裏に SSNへの自動登録欄がありますので、忘れずにチェックしましょう。登録カードを 病院にいるCounty Recoderに渡すと、 Birth CertificatesのMail Order Formをくれますので、それでリクエストします。 Santa Clara Countyの場合は 1通あたり$18です。申し込んでから3-5週間で送られてきます。日本国籍取得のためには 、出生届(2枚:領事館で入手できます)、親の戸籍謄本、Birth Certificates(2枚)、医師 の出生証明、その日本語訳が必要です。領事館へ出生届を提出してから約4-6週間で、 本籍地の戸籍に反映されます。日本のパスポート取得には、子供が記載された戸籍謄本 が必要になりますので、日本から再度取り寄せなければ行けません。
アメリカのパスポート申請 には、パスポート申請用紙 、Birth Certificates、写真(2枚)と届出人のPhotoIDが必要です。申請は近くの 郵便局(Main Office) で受け付けてくれます。
全部が終了して手元に日米パスポートが届くには12-16週間みておけばよいでしょう。

To get more information send e-mail to Katsuyuki Hasebe at hasebe@mail.com.

This page last updated on May 5, 1999.
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